75歳を節目に決意。優秀な社員と会社を守るための、一歩先を見据えた組織再編
私が事業承継を考え始めたのは、自身の年齢を意識したことがきっかけでした。私には後継者がおらず、70代を迎えるにあたって「80歳まで今の仕事を続けることは難しい。動けるうちに、社員が安心して働ける環境を整えなければならない」と強く感じました。75歳までの承継完了を目標に定め、準備を始めました。
当時はグループ3社の整理が必要な状況であり、加えて前代表取締役の個性的な経営スタイルによって、社内の人間関係や組織体制に課題を抱えていた時期でもありました。一時は優秀な社員が離れてしまう危機もありましたが、残ってくれた社員たちが私の想いを汲み取り、会社を整えるために懸命に支えてくれたのです。彼らへの深い恩義があったからこそ、単なる売却ではなく、「社員が幸せになれる場所」へのバトンタッチが、私にとっての絶対条件となりました。彼らが培ってきたスキルを活かし、より健やかに働ける未来を作るための決断でした。
「伸びしろ」を確信させた若き情熱。社員の幸せをLivenup Groupに託した理由
当初は、労働環境が整備されている異業種の大企業を中心に探していました。しかし、検討を進める中で、異業種への統合は給与体系の変化や望まない転勤など、社員に負担を強いる可能性があると気づきました。そこで「同業かつ、新しい感性を持つ会社」へと舵を切った際に出会ったのが、Livenup Groupでした。
決め手となったのは、ホームページから溢れ出る「若さ」と「勢い」です。若さは、それだけで大きな伸びしろと将来性を意味します。古い慣習に縛られた不動産会社であれば、承継しても以前のワンマンな体制と変わらない懸念がありましたが、Livenup Groupにはこれまでの業界の常識を塗り替えるような柔軟さと活気を感じました。実際に面談をした際も、その印象は変わりませんでした。「この若いエネルギーに会社を託せば、社員たちはもっと自由に、もっと高く飛べるはずだ」と確信できたのです。譲渡価格や条件以上に、彼らのビジョンと誠実な姿勢が、私の心を動かしました。
「未来を託す」という決断。社員が生き生きと輝く理想的な承継と、グループの更なる成長への期待
承継から約一年が経とうとしていますが、今、心から「Livenup Groupにお願いしてよかった」と感謝しています。何より嬉しいのは、社員たちが大きなストレスを感じることなく、前向きに業務に取り組んでいることです。承継後も以前と変わらず、あるいは以前以上に会社と良い関係性が築けており、現場から不満の声を聞くことはありません。役員や社員がそれぞれのポジションで、生き生きと活躍している姿を見ることが、私にとって最大の喜びです。
事業承継とは、ある意味で共に歩んできた仲間の「未来を託す」という、非常に重みのある決断でもあります。だからこそ、欲をかかずに「誰に託せばみんなが幸せになれるか」を最後まで貫くことが重要だと実感しました。Livenup Groupの皆さんは、私のその想いをしっかりと引き継いでくれました。
昨夜も考えていたのですが、将来Livenup Groupが上場した際には、ぜひ株主として応援したいと思っているほど、これからの成長を楽しみにしています。この素晴らしい縁が、社員と会社にとって輝かしい未来に繋がっていると、信じています。